恥ずかしながら、ボクは綺麗に食べるのがあまり上手でない。
一緒に食事する時間を割いてくれた相手や
最高のサービスを提供してくれたお店、
周囲のお客さんに対して
敬意を示すというか、
綺麗にたべるというのは、
一種のコミュニケーション手段になり得ると思う。
そうとなれば、どんな風にテーブルマナーを身につけていけばいいのだろうか?
書籍『ティファニーのテーブルマナー』に学ぶ
『ティファニーのテーブルマナー』は、
ジュエリーブランドとしてあまりにも有名なティファニー社が製作した一冊。
初版が1969年となっていることからも伺える通り、
かなり長い間愛されている名著と言える。
まず目を奪われるティファニーブルーの装丁がとても美しい。
「マナー本」なんて聴くと堅苦しいイメージが浮かぶけれど、
コミカルな挿絵のギャップに、肩肘張らず読み進められる。
本書で学んだことは、ぜひ実際に試してみてほしい。
ボクは一人で食事に行った時に、こっそり練習中。
偶然にも、綺麗に食べようと意識していると
自然に食事もゆったりと味わえるようになった。
先日、ふと会社の食堂を見渡してみると、
スマホをいじりながら食事する人や背筋の縮こまった人が結構多くて、少し寂しい気持ちになった。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉で本書は締めくくられる。
使い古された格言ではあるけれど、いまだからこそ見つめ直す価値はあるかもしれない。
お腹を満たすだけの食事なんてあまりに寂しい。
全身でおいしく味わおう。
おいしいを分かち合おう。